2025年第2回町田市議会 定例会[一般質問]
令和7年第2回定例会 6月9日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

「2025年 第2回定例会」 一般質問 三遊亭らん丈
自由民主党会派の、三遊亭らん丈でございます。どうぞ、宜しくお願いいたします。
町田市未来づくり研究所の研究成果としまして、2023年3月には「アフターコロナの町田のこれから」と題して、新しい郊外都市の姿を描きました。
それによりますと、コロナ禍を経てウォーカブルなまちづくりや市民農園が注目を集めており、リアルな交流や体験がもつ価値が再評価されているということです。
そこから、生活者として今まで以上に地域社会との関わり合いを深め、自分たちにとって居心地のよいまちをともに創造していこうという気概が感じられる、というのです。頼もしいではありませんか。
そのために、魅力的な郊外都市を創造し、維持成長させていくためには、市民一人ひとりのオーナーシップを育むとともに、主役は住民であり市民一人ひとりが主体的に関わることで、地域を住み良く変えていけるような、コミュニティマネジメントの仕組みを再構築する必要があると、指摘しています。
また、今年の3月に発行されました、同じ町田市未来づくり研究所による「目指せ!多摩のリーディングシティ」では、都市の特性を6分野86指標の構成要素で数値化し、客観的に評価した森記念財団都市戦略研究所による日本の都市特性評価-Japan Power Cities以下、JPC指標と申しますが、それによりますと、町田市は評価された159自治体中、80位以下という順位でした。同じ多摩地域では、府中市や三鷹市、立川市、八王子市に大きく水をあけられる順位となり、評価対象となった2020年以降から改善の兆しが見られていません。町田市がネガティブな都市要素を克服し、将来にわたって選ばれる自治体と成り得るのかは、今後5~10年間の政策に懸かっているというのです。
そこで、町田市が将来にわたって選ばれる自治体と成り得るために、通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。
項目番号1、「中心市街地のまちづくりについて-令和7年第1回定例会につづいて」
項目番号2、「選挙の適正な実施の確保と投票しやすい環境について」
項目番号3、「「する」スポーツの推進について」の3項目であります。
まず、「中心市街地のまちづくりについて-令和7年第1回定例会につづいて」でありますが、中心市街地関連の質問は、今回で34回目になります。その度ごとに、町田駅周辺の再開発の動きについて、その進捗を体感をもって確認させてまいりました。
(1)原町田大通り歩道空間整備後の賑わいづくりについて、伺います。
去る3月30日、原町田大通りに「町田駅前交流拠点はっとまちだ」が華々しくオープンいたしました。そこに、日本には数少ない手廻しオルガンの奏者の方にも来ていただいて、人だかりができていたのは、議長の御許しを得てタブレットに格納させていただいた写真にあるとおりです。
オープン後は、休日になると広くなった歩道にパラソルの花が咲き、休憩スペースも設置されて、訪れた方々が思い思いの使い方で、自由に時間を過ごされており、憩いの場になっているように見受けられます。
先月、5月10日11日には、町田駅周辺の商店会が実行委員会方式で実施している「フェスタまちだ2025」が開催されました。
エイサーの演舞や模擬店、各種団体の㏚ブースが所狭しと展開され、はっとテラスの広場も演舞の鑑賞や飲食を楽しむ方々で大賑わいでした。
この整備をきっかけとして、今後の町田駅周辺の新たな賑わいに大いに期待したところです。
先ほどご紹介したJPC指標において、町田駅周辺の休日における人の多さは、多摩地域内では優位性が認められるものの、全国的には下位に位置しまだ伸びしろがあると指摘されています。つまり、休日における人の多さをもっと伸ばせば、町田市もリーディングシティになれるというのです。
そこで、はっとまちだのオープンから2か月が経過して、原町田大通りをはじめとする中心市街地のこれからの賑わいづくりにどのような想いや期待をもって町田市は取り組んでいくのか、また、課題としていることはどんなことか、原町田大通り滞留空間整備後の賑わいづくりについて伺います。
次に、(2)町田駅周辺の開発に向けた相模原市との連携について、であります。
町田駅周辺の再開発においては、隣接する相模原市との連携協力は、当然のことながら不可欠であることは、本会議場で何度も言及させていただいてまいりました。
この件に関しましては、相模原市議会におきましても、令和7年3月議会において、我々と同じ自由民主党会派の当時の大槻議員による代表質疑や阿部市議会議員の一般質問で町田市と相模原市の道路基盤の連携が取り上げられたところです。
また、先日、石阪町田市長ともとむら相模原市長との首長懇談会が行われたことが複数の報道機関で報じられていました。
この懇談会では、町田駅周辺の開発に関しまして、どのような意見交換がなされたのか、そして、今後、両市の更なる連携強化に向けた取り組みをどのように進捗させていくのかお聞かせください。
次に、「選挙の適正な実施の確保と投票しやすい環境について」です。
今年度は、町田市では様々な選挙が予定されております。その第一弾の東京都議会議員選挙が、今週には告示されます。
また、昨年の東京都知事選挙では、公営掲示板のポスター貼付に関しまして、様々な議論が沸き起こったことは記憶に新しいところです。選挙に関しましては、それ相当の品位というものが求められていると思われます。そこで、公職選挙法が改正され先月施行されました。
また、町田市と同じような郊外都市である千葉県の船橋市では、今年2月に告示された、千葉県知事選挙で投票機会の確保につなげようと、交通の便が悪く、高齢化が進む市内の地区で有権者を期日前投票所まで無料で送迎するバスを運行することを決めました。
船橋市によりますと、行政が投票所までの送迎バスを運行するのは、千葉県内で初めてということで、知事選挙のあとに予定されるほかの選挙でも運行を予定している、ということです。
そこで、伺います。
(1)ポスターの品位保持に関する公職選挙法の改正内容について
(2)改正内容を周知するうえでの取組は。
(3)当日投票所設置についての考え方は。
最後は、項目番号3の「「する」スポーツの推進について」です。
町田市は、幸いなことにスポーツに触れることが容易な自治体であると思います。
サッカーでは、市民によるサッカーチームといっても過言ではない、FC町田ゼルビアは、昨年からJ1リーグで活躍していますし、今月開幕したフットサルのFリーグでは、ASVペスカドーラ町田も活躍しています。
日大三高は、甲子園出場の常連校ですし、全国制覇も成し遂げています。箱根駅伝の強豪校である、青山学院大学陸上競技部の寮は町田市内に設けられています。
また、町田市はスポーツ推進計画を策定し、その実現に向けて、町田市、加盟団体及び関係機関等と協働して、「する」「みる」「支える」スポーツの場の充実に取り組んでいるところです。
今年は、東京2025世界陸上が9月13日から9月21日まで開催されますが、既にチケットが完売している日も何日かあるようです。
11月には、東京2025デフリンピックが開催され、そこには町田市ゆかりのアスリートも多数出場が予定されています。
そこで、伺います。
(1)「する」スポーツにおける市の考え方は。
(2)推進のための取組は。
以上、壇上よりの質問とさせていただきます。
