町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

らん読日記 記事一覧らん読日記

東谷暁『エコノミストは信用できるか』(文春新書)

2004.02.14(土)

 毎年、多くの学生が大学を卒業しますが、そのうちの多くを占めるのは、法学・経済学・商学等の社会科学系学部だと思われます。
 以前はそれぞれの学部を卒業すると、法学士、経済学士、商学士という学位が授与されましたが、いまはただ学士とのみ記され、そのあとに(法学)、(経済学)、(商学)と記名されます。

装幀:坂田 政則

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原 武史『鉄道ひとつばなし』(講談社現代新書)

2003.11.16(日)

講談社のPR誌「本」は2020年12月号をもって休刊しましたが、刊行時真っ先に目を通していたのが、この『鉄道ひとつばなし』でした。1996年の1月号から始まった連載も早いもので、2003年11月号で連載95回目を迎え、選りすぐりをまとめたものが本書です。

鉄道ひとつばなし』(講談社現代新書)2003年初版本

 ぼくは決して鉄道マニアではありませんが、それでも鉄道紀行文学御三家と称してもよい、内田百閒、阿川弘之、宮脇俊三の著書は、逸楽を貪る思いで読んだものです。

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菊池寛『真珠夫人』(文春文庫)

2003.08.28(木)

 ぼくが住む町田市には、昨年、市街地の一等地に“まちだ中央公民館”という名称の施設が新設されました。

 これは町田市に限りませんが、行政はどうしてこのように、固有名詞を、意味もなくひらがなで記そうとするのでしょうか。町田市であって、まちだ市ではないのですから、町田中央公民館でなんら不都合はなさそうなのに。あるいは、行政による固有名詞のひらがな化には、ぼくの知らないなにか重大な意味が隠されているのでしょうか。であるならば、その意味=謎は、是非とも知りたいところなのですが。

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高島俊男『お言葉ですが…4 広辞苑の神話』(文春文庫)

2003.06.18(水)

イラスト・藤枝リュウジ、初出「週刊文春」1998年8月27日号-1999年9月2日号

 高島俊男の「お言葉ですが…」をこのらん読日記でとりあげるのは、『明治タレント教授』に続いて2度目になります。
 ご存知のように、この「お言葉ですが…」は『週刊文春』に連載されているもので、すでに単行本が7冊も出ているほどの人気エッセイですから、愛読されている方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
 内容は、いまさら説明するまでもありませんが、あとがきにあるように“だいたいにおいて、ことばとか歴史とかについて書いたものが多いので”す。

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間宮陽介『市場社会の思想史』「自由」をどう解釈するか(中公新書)

2003.05.14(水)

間宮 陽介〈京大〉名誉教授著、装幀は建築家の白井晟一

 らん丈のウェブサイトにあるプロフィールをごらんいただければお分かりの通り、ぼくは41歳にして経済学部3年次に編入学しました。へん入学というぐらいですから、落語家としてはかなりヘンなおっさんです。

 なにしろ、ぼくは文学部を卒業したことからもお分かりのとおり、経済にはまるで興味、関心がなかったのです。ところが、思うところ(町田市議会への立候補)があって、そのためには地方財政のことを学ばなければ、有権者に責任ある政策を提示できないと念じ、遅ればせながら、大学にもどり経済学(主に財政学)を学び始めたのです。

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佐和隆光『経済学とは何だろうか』(岩波新書)

2003.05.13(火)

著者:佐和 隆光〈京都大学〉名誉教授

 本書において何よりも重要なのは、執筆された時期です。発行されたのが、今から20年以上前の1982年2月ですから、おそらく大半は1981年に執筆されたものと推定されます。
 20世紀末期の社会主義陣営の崩壊とともに冷戦構造が消失したのに伴い、世界的に政治が保守化している趨勢が読み取れるこの10年の政治動向のもと、経済学も保守化している現状を佐和は、本書で先取りして執筆しているとも、あるいは経済学ではゲーム理論、内生的経済成長論、ニューエコノミー論、複雑系経済学等の擡頭はあったものの大勢においてはさほど大きな変化がなかった、ともいえる1952年からの20年だったことを、結果的に証明しているのが本書であると、そう位置づけることも可能です。

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野口旭『ゼロからわかる経済の基本』(講談社現代新書)

2003.04.16(水)

著者:野口 旭 教授〈専修大学 経済学部

 新年度が始まり、皆々様それぞれの思いを抱いて、春を迎えていらっしゃることでしょう。
 特に、新入生、新入社員、新入職員の方々にとっては、新天地に飛び込んだわけですから、喜びとともに不安や、あるいは早くも不満を覚えている方も、少なからずいらっしゃることと、恐縮ですが自らの体験から、そう察することができるのです。
 中でも、大学に入学された方にとっては、第1志望とした大学の学部に首尾よく入学できた方は、そうでなかった方よりも遥かに少ないのが、厳しい現実です。

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杉田敦『デモクラシーの論じ方−論争の政治』(ちくま新書)

2003.03.27(木)

【著者】杉田 敦 教授〈法政大学 法学部 政治学科〉
【専攻】政治理論、政治思想史
2003年度は放送大学客員教授として、現代日本の政治
 考え方の違うふたりが多角的に対話を交わすという形式をとって、民主的な政治の本質を浮かび上がらせようとしている、これが本書のサマリーです。

装幀:間村 俊一

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村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』(新潮文庫)

2003.03.01(土)

 この「らん読日記」で村上春樹の著作を取り上げるのは、これで3冊目です。それはただ単に、貴女や貴方と同じように、ぼくも村上の書いた文章をこよなく好んでいるからなのです。
 本書はもともと平凡社から1999年に発行されたものですが、昨年文庫に収録されたので、それを機に読んだというわけです。

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大道珠貴『しょっぱいドライブ』今期(第128回)芥川賞受賞作品

2003.02.07(金)

 この小説は、さる1月16日に選出された、現在のところ最も新しい芥川賞受賞作品です。
 今回の芥川賞で話題を独占したのは、選からは惜しくも漏れたものの、受賞すれば史上最年少となる候補作家となった、19歳の現役高校生、島本理生(しまもとりお)さんだったのは皮肉ですが、今回で4度目の候補に挙げられた、大道珠貴(だいどうたまき)さんが、みごと受賞されたのでした。
 ぼくは、今回初めて大道の作品を読んだのですが、なかなか達者な小説で、近来の日本の小説ではなかなか味わえない極上のユーモアをたっぷりと満喫することが出来、楽しく読み終えることができたのでした。

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