町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

“make better町田市”vol.1町田の、らん丈

2003.05.29(木)

「新コンテンツ設置に当たって」三遊亭らん丈

 高齢社会となった日本では、定年後の人生をどう送るかが、サラリーマン、OLにとっては大きな課題となっています。その点わが町田市には、快活にして充実した定年後の人生を送っている方が、実にたくさんいらっしゃいます。
 その代表といっても好い方々とご一緒できる、まちだ市民大学HATSを昨年度に引き続いて、今年度もらん丈は受講することにしました。ひとつは、「まちだの福祉」花の家コースであり、もうひとつは「町田の環境・参加体験講座」です。今回は、そのまちだ市民大学での授業風景を交えてのものです。 

「高齢者になるほど増す行政の役割」三遊亭らん丈

 いつの頃からか実にしばしば、「地方の時代」という言葉を聞くようになりました。たとえば、大学の政治学科では「地方自治論」は欠かせない科目ですし、2000年には地方分権一括法が施行されました。それについては、らん丈後援会会報第18号で詳しく触れていますので是非ご覧ください。
 「地方の時代」とは、たしかに耳に心地よく届く言葉ですから、ぼくも何気なくつい使います。ところが、いざ自らの「地方」=住んでいる場所をどれほど知っているのか、と問われると、「何でも聞いてくれ。知らないことは何ひとつありゃあしない」と答えられる方は、意外と少ないのではないでしょうか。
 かくいうぼくも実はそのひとりでして、いま住んでいる町田はぼくが生まれ育った、ただひとつのふるさとでもあるのです。けれど、生まれ在所の森野や原町田のことならば、大概のことは知っているつもりですが、ちょっとでもほかの地区に脚を伸ばすと、まるで知らないことばかりです。
 たとえば町田市は、多摩川と境川にはさまれた多摩丘陵上に展開し、起伏に富んだ地形をなしているために、至るところに緑を色濃く残しており、そこに40万人を擁する都市を形づくっている、と考えることができます。この多摩丘陵というのは、日本でもほかに見られない独特の景観をもった丘陵だそうです。

 では、その境川についてぼくはどれほど知っているのかしら、と自問し、ほとんどなにも知らないことに気がつき、まちだ市民大学HATSでの「町田の環境・参加体験講座」を受講することにしたのです。そこでは、境川の源流を訪ねるツアーが企画されているからです。
 4月26日に第1回の講義がありまして、そこに岸由二教授(慶大経済学部;生物学)を講師にお迎えして、基調講義をしていただき、さる5月10日その岸先生を講師に、町田の環境を考えるバスツアーに参加したのでした。
 バスツアーでは先ず、噂に聞いていた町田の牧場に今回初めて伺いました。町田市内にも牧場があるのですよ。そこで採れた牛乳で作ったアイスクリームは、東京家政学院大の脇にある、あいす工房ラッテでいただくことができます。

 境川の源流は、“町田の秘境”と呼ぶにふさわしい杉林に覆われた、文字通り人跡未踏の地でした。こうしてぼくは生まれて初めて川の源流へと足を踏み入れたのでした。その手前にある大地沢には、宿泊施設も完備した格好の野外活動施設がありました。そこにはキャビンもあり、これならばなにもわざわざ避暑地まで足を伸ばさなくても、町田市内で山小屋生活ができると、ぼくはひとり喜んだのでした。

 このように、町田市はなかなか奥の深い地形を有した都市です。そこで改めて思ったのが、町田の都市計画です。先ほども記したように、町田は、境川から町田街道にかけてのごく細い帯状地以外は総てといっても好いほど、起伏に富んだ多摩丘陵上に拡がっています。ですから、若いうちならばともかく年を取ってからは、坂の激しい上り下りでの歩行はかなり足に負担があることでしょう。そのためには、市民の足となって動く公共交通機関は必須のものと思われます。たとえば、武蔵野市におけるムーバスのような。高齢者が多い玉川学園ではミニバスを走らせようという声を聞いたことがありますが、それを町田市は積極的に支援するべきではないでしょうか。高齢化社会を迎えた今日、町田市はどのようにしてこの問題を解決しようというのでしょうか。

 これはなにも、町田一市のことには限らないと思うのです。たしかに、いまの日本には1400兆円もの金融資産があり、その半分は65歳以上のお年寄りが保有しているそうです。すべてのお年寄りが経済的に恵まれているわけではもちろんありません。今までできていたことができなくなる高齢者のうち、資産を持たざる者には行政が手を差し伸ばさなければ、その方々は日々安心した暮らしを成り立たせていくことはできません。いまだに、階段しかない団地では、お年寄りは買い物に出るにしても相当な苦労が伴います。もっとお年寄りに優しい街づくりをするべきではないでしょうか。それがひいては、総ての人にとって優しく、暮らしやすいユニバーサルデザインを実現した街づくりとなるのです。らん丈は、行政がこぞってそれを推進しなければならないと、強く思うのです。