町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

2020年第2回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2020.06.15(月)

令和2年第2回定例会 6月15日
町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 皆様こんにちは。自由民主党会派の一員として通告に基づきまして質問を、させていただきます。

 まず、新型コロナウイルスが猖獗を極めている最中でも、社会の機能を維持するために、今日も最前線に立つ、医療従事者、介護職の方々、スーパーの店員さん、公共交通機関の従事者、ごみ収集員等エッセンシャルワーカーと呼ばれる皆様に、厚く御礼を申し上げまして、世界を席巻している新型コロナウイルス感染症関連の質問をさせていただきます。

 あらためて言うまでもなく、人類の歴史は感染症との絶えざる戦いといってもよろしいかと思います。

 中世ヨーロッパでは黒死病といわれるペストが流行し、死者数は2,500万人とも3,000万人ともいわれ、これは当時のヨーロッパの全人口の4分の1から3分の1にも達する割合だそうです。

 大正時代に猛威を振るった「スペイン風邪」は、我が国においても大流行し、2,500万人が感染し、38万人が死亡したといわれております。

 ちなみに、このスペイン風邪は、全世界で猛威を振るい、同時期に第一次世界大戦がありましたが、その戦死者が約1,000万人といわれる中で、スペイン風邪による死者数は、その4倍から5倍に上っていたというのです。
 その感染者のひとりが、町田ゆかりの詩人、八木重吉です。3か月にも及ぶ入院生活を経験し、無事に退院した後に教科書にも採用されるような美しい詩を紡ぎ出したのです。

 そのスペイン風邪は、1918(大正7)年から1920(大正9年)といいますから、ちょうど今から100年前に流行したのです。スペインかぜによる死亡者のピークは、日本の場合、191811月と19201月の2回あったことが確認されております。つまり、第2波が来たのです。わが国にも、新型コロナウイルス感染症の第2波がいつ来るかわかりません。

 今回はそんな観点を織り込みながら、次の3項目にわたって一般質問をさせていただきます。

項目番号1、「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う町田市内のごみ排出量の推移について」

2、「新型コロナウイルス感染症を踏まえ、文部科学省が各教育委員会に送付した、学習内容の一部を次年度以降に繰り越すことを特例で認めるとした通知内容とそれへの対応について」

3、「新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う町田市立図書館の対応について」

 まず、項目番号1の「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う町田市内のごみ排出量の推移について」ですが、緊急事態宣言が4月7日に発出されてから、多くの方々が家庭に巣ごもりするようになったわけですね。わたしも当然ながら、stay homeの時間が増えました。

 そうすると、わが家は、掃除にさほど熱心な家庭ではありませんが、それでも掃除をするわけであります。すると、必然的にごみが出ます。

 また、食事も外食をしなくなった結果、生ごみがいつもより多く出ます。

 わが家のゴミ出しは、不肖わたくしでございますので、じつによくわかるのですが、それまでは燃やせるゴミ袋は、5リットルのミニ袋で充分間に合ったのですが、入りきらないんですよ。手はおろか、足を使ってぎゅうぎゅう詰めにしても、とてもじゃありませんが、ミニ袋では入らないので、泣く泣く小袋に入れるようになりました。

 そこで、質問をいたします。

(1)緊急事態宣言が発出された後、町田市内のごみ排出量はどのように変化したのかを問う。

 項目番号2は、「文部科学省が各教育委員会に送付した、学習内容の一部を次年度以降に繰り越すことを特例で認めるとした通知」であります。

 本日から、小中学校は通常の授業形態に戻ったようであります、それまでは、主に家庭で小中学生から、高校生や大学生もそうですが、学習を行っていたわけですね。

 オンライン授業も一部の学校では行われたようですが、そうすると、とても勉強が捗り、学校が再開しても元気に登校している児童、生徒さんが多くいらっしゃる、というのであれば、さほど問題はないのですが、ところが、なかなかそういう児童、生徒さんばかりではない、というのが実情ではないでしょうか。

 文部科学省は、6月5日に、小中学校の教科書のうち、約2割分を授業外で学ぶことができるとする通知を全国の教育委員会に出し、その内容を例示いたしました。

 それによりますと、5月まで休校した中学校3年生の場合、年間の授業日数約200日のうち休校や分散登校で約45日が失われると試算し、授業でどの学習を優先するかを判断する「学習活動の重点化」で約20日分、夏休みの短縮や土曜授業の実施等で約35日分の授業日数が補えるとしています。

 しかし、今年度から小学5、6年生で英語が教科化されましたし、プログラミング教育もはじまるといった具合に、教える内容が年々増えていくなかで、どうやったら遅滞なくカリキュラムを学んでいけるのか、保護者からは、「家庭に頼りすぎていて、家庭の負担が大きすぎる」といった声も寄せられています。「家庭の学校化」に負担感を感じていらっしゃる保護者がいることを鑑みて、質問をいたします。

(1)文部科学省の通知を受けてどのように対応するのか。

 次に、項目番号3の「新型コロナウイルス感染症拡大防止に伴う町田市立図書館の対応について」です。

 本日から、移動図書館そよかぜ号が巡回を再開するようですし、明日からはいよいよ町田市立図書館の閲覧席の利用ができるようになる、ということで日一日と通常の図書館に戻りつつあるのを実感できているのですが、新型コロナウイルス感染症が報告されるようになっても町田市立図書館は、開館していていましたが、予約した本の受け取りのみに業務を絞ってしまいましたし、緊急事態宣言が発出された後は、完全に休館いたしました。これは、これで当然の措置だとは思います。

 けれども、図書館のウェブサイトまで閉じたのは、他の公共図書館の対応と比較しても、かなり異例の措置だったのではないのかと思ったのであります。それを踏まえて、伺います。(1)新型コロナウイルス感染症の拡大防止を踏まえ、町田市立図書館はそれに対して、どのように対応したのかを問う。

 以上、壇上からの質問とさせていただきます。