町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成27年第4回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2015.12.09(水)

2015年 第4回定例会12月9日 町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 おはようございます。
 自由民主党会派の一員として、質問をさせていただきます。

 前回の一般質問では、ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンが、原町田に2泊したことを申し上げましたが今回は、5千円札から始めます。

 千円札の肖像画は野口英世ですし、1万円札は福澤諭吉であることはすぐにおわかりになりますが、さて、5千円札となるとすぐには思い出さないのではないでしょうか。
 そうです。明治文学史を彩った閨秀作家として名高い、樋口一葉です。
 一葉に、許婚が一人いたことはあまり知られてはおりませんが、のちに早稲田大学学長となり、その後、秋田県と山梨県知事をつとめた、渋谷三郎です。渋谷三郎は、後に坂(阪)本と姓を変えるのですが、原町田に生まれ育ったのでした。

 その関係で、一葉はしばしば許婚がいた原町田を訪れ、これほど素晴らしい町は他に知らない、と書いてくれればよかったのですが、そのような作品はないようです。

 いずれにいたしましても、原町田、町田という土地は、昔から多くの人材を輩出したわけであります。
 そこで今回は、前回に引き続きまして、中心市街地である原町田関連を含めて4項目の質問をさせていただきます。

 今回も議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それも後刻お目通しいただければ、幸いでございます。

1、思い出ベンチ−その3
2、町田第一中学校の建て替え計画について
3、町田市中心市街地活性化協議会との取り組み状況について
4、企業誘致について

 まず、項目番号1について、であります。
 資料1を、ごらんください。『まちびと』の最新号の表紙です。キャプションに三輪緑山とありますが、枯葉にベンチがよくマッチしていますね。座ってくださいと、あたかも誘っているかのようです。ベンチが一つでは、なんとなく、寂しそうであります。もう一つ、ないしは、二つあると、丁度よいのかなと思います。

 そこで「思い出ベンチ」に思いを馳せたわけであります。裏面をごらんいただけますでしょうか。そこに「思い出ベンチ事業ってなに?」という項目が印刷されています。そこには、次のように記されています。

 「思い出ベンチ」は、東京都が実施している「民間活力の導入・規制緩和」の一環として、公園の古くなったベンチを皆様の寄付で新しいベンチに交換する事業です。
 そこで質問をさせていただきます。
(1) 平成19年第2回定例会、平成24年第1回定例会に続いて、その後の、研究成果を問う。

 続いて、項目番号2「町田第一中学校の建て替え計画について」であります。
 この件に関しましては、すでに殿村議員も一般質問で採り上げておりますが、その後、建て替え計画は順調に進捗しているのだろうか、と私は、卒業生の一人でもありますので、質問をさせていただきます。
(1) 町田第一中学校の建て替え計画は、その後、どのように進捗しているのか。

 項目番号3の「町田市中心市街地活性化協議会との取り組み状況について」ですが、これは、町田市中心市街地活性化協議会と「町田市中心市街地のまちづくりに関する基本協定」を締結したことに伴う質問です。

 今議会で話題となっております、「まちだニューパラダイム」でも、「強みだった商業にもかげり」と記されておりまして、そこでは、2007年と2012年の年間商品販売額を比べると、町田市は、8位から9位に落ちているとの指摘があります。
  そこで伺います。
(1)市と町田市中心市街地活性化協議会が協定を取り交わしたが、今後の取り組み状況について問う。

 つづきまして、項目番号4「企業誘致について」です。
 「現代マーケティングの父」といわれるフィリップ・コトラーとその弟ミルトン・コトラーが先ごろ『世界都市間競争』という本を上梓されました。そこには、次のメッセージが提示されていました。
1、富を生み出すのは都市であり、国家ではない。
2、都市経済を牽引するのは多国籍企業であり、彼らこそが所得と雇用をもたらす
3、都市の浮沈は、多国籍企業を吸引する力にかかっている

 ずいぶんと、刺激的な指摘です。
 今議会において、市長は、町田市がこれからも成長していくためには、「就業の確保」が大事だと指摘なさっていましたが、わたしも同じ思いを抱いております。
そこで、伺います。
(1)市内で起業を希望している企業、また、市外からの企業誘致について問う。

 以上、壇上からの質問とさせていただきます。