町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成25年第4回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2013.12.06(金)

2013年 第4回定例会 12月6日 町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 それでは、通告に基づきまして、今回は5項目にわたって一般質問をおこなわせていただきます。
 なお、議長のお許しを頂きまして、資料をご配布させていただきましたので、そちらを後刻お目通しいただければ幸いでございます。

1 町田厚木線の道路の線形について
2 障害者虐待防止法施行1年を経て
3 まちおこしに資する文学賞の創設を
4 安心して徘徊できる町田に
5 多年にわたって下位にあるわが国の労働生産性を鑑みて
 でございます。

 まず、項目番号1について、であります。
 これは、平成18年4月に東京都と28市町が発行しました、「多摩地域における都市計画道路の整備方針」(第3次事業化計画)によっております。

 そこに、「都県堺において、隣接する他県の都市計画道路と計画が不整合」の案件として3件あるうちの1件が今回取り上げる町田3・3・7と相模原3・4・3、町田厚木線ですね。この両路線が都県堺で線形が不整合だというのです。つまり、ズレが生じるのですね。そこで、これは、由々しき事態と考えまして、今回一般質問でとりあげたわけです。そこで、伺います。広域道路網の整備と南北道路の整備の観点から、町田厚木線の道路が、相模原市から当市に延伸される際には円滑に接続できるのか。

 次に、項目番号2です。これは、障害者虐待防止法、正確には、「障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律」といいますが、この法律が施行されて1年以上が経過したところでございます。

 ここで、この法律の目的を申しますと、障害者に対する虐待が障害者の尊厳を害するものであり、障害者の自立及び社会参加にとって障害者に対する虐待を防止することが極めて重要であること等に鑑み、障害者に対する虐待の禁止、国等の責務、障害者虐待を受けた障害者に対する保護及び自立の支援のための措置、養護者に対する支援のための措置等を定めることにより、障害者虐待の防止、養護者に対する支援等に関する施策を促進し、もって障害者の権利利益の擁護に資することを目的とする。

 具体的に申しますと、虐待が発見されますと、市町村は、事実確認をした後、措置を講じなければならないというわけですね。措置とは、一時保護や後見審判請求が該当するところです。

 そこで、伺います。この法律では、平成24年10月1日から、国や地方公共団体、障害者福祉施設従事者等、使用者などに障害者虐待の防止等のための責務を課すとともに、障害者虐待を受けたと思われる障害者を発見した者に対する通報義務を課すなどしていますが、当市の現状を問う。

 項目番号3は、「まちおこしに資する文学賞の創設を」というものであります。これに関しましては、7年前に同様の一般質問をおこなっております。そこで、伺います。2006年第3回定例会の一般質問でも、当市に文学賞を創設してはどうかと問うたが、その後7年を経ての研究の成果はいかがでしょうか。

 項目番号4は、「安心して徘徊できる町田に」というものでありまして、この質問をおこなう直接の理由は、今年8月に出された判決によります。この事案は、徘徊していた認知症の男性が東海道線のある駅に入り込みまして、そこで列車にはねられてお亡くなりになったことに起因します。この事故によって、上下線20本が約2時間にわたって遅れました。そこで、JR東海は、この認知症の男性の奥さんと横浜市で暮らすご長男を含めたきょうだい4人に対して、振替輸送の費用など損害約720万円の支払いを求め、名古屋地裁に提訴しました。

 JR東海は、遺族には「事故を防止する義務があった」と主張し、遺族側は、徘徊歴は過去2回だけで事故の予見はできなかったと反論したのです。

 そこで、名古屋地裁は、判決で、死亡した男性には「責任能力はなかった」とし、遺族のうち、男性の妻、つまり、奥さんですね、奥さんと御長男の2人に賠償責任を認め、約720万円を支払うように命じたのです。そこで、ご遺族は、名古屋高裁に控訴いたしました。

 このようなことが当市に起こってはならないと考え、徘徊している方を地域で見守ってはいかがでしょうか、といった観点からの質問です。福岡県大牟田市のように、当市も安心して徘徊できるまちを目指すべきと考えるがどうか。

 最後に、項目番号5です。「多年にわたって下位にあるわが国の労働生産性を鑑みて」ですが、ご配布させていただいた資料1から6までのデータにあるように、わが国は、先進国のなかでは、労働生産性が決して高くはない、むしろ、低いのであります。そこで、伺う前に一点御訂正願いたいのですが、データ1にあるとおり、わが国の労働生産性は、18位ではなく、19位でした。そこで、伺います。

 わが国の労働生産性は、経済協力開発機構の34カ国のうち19位(2011年)、主要先進国7カ国では多年にわたって下位にあるが、当市における労働生産性はどのようになっているのか。

 以上、壇上からの質問とさせていただきます。