町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成25年第3回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2013.09.05(木)

2013年 第3回定例会 9月5日 町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 おはようございます。
 木皿(きざら)泉という名前をご存じでしょうか。これは、ペンネームでして、御夫婦の脚本家です。

 その奥様の妻鹿(めが)年季子(ときこ)さんが、こんなことをおっしゃっていました。
 「個別の政策をいくら並べられたって、明日も生きていこうという力にはなりませんよね。政治のことは全くわかりませんが、今の政治に足りないのは物語を描き、語る力と、それを信じる力ではないでしょうか。みんなが求めているのはたぶん、子ども手当をいくら出しますみたいなことじゃない。数字じゃなくて、こういう社会をみんなでつくっていきましょう、あなたもこの世界にかかわっているんですよと、この社会で生きることの意味みたいなことを感じさせてくれるような物語。それをみんな聞きたいのではないでしょうか」(朝日新聞9月3日朝刊)

 この一般質問が、ささやかながらも「物語」となることを念じて、行わせていただきます。

 今回は、通告に基づきまして、以下の4項目にわたって一般質問を行わせていただきます。

 なお、議長のお許しを頂きまして、資料をご配布させていただきましたので、そちらを後刻お目通しいただければ幸いでございます。

1 「ガバメント2.0」について−その2「減災」
2 北本市のように施策を市民自らが選択できるようにしては
3 当市立図書館に電子書籍を
4 中心市街地の広場化について
 でございます。

 まず、項目番号1について、であります。
 前定例会におきまして、千葉市による「ガバメント2.0」について、一般質問をおこないましたが、今回はその続きです。と申しますのも、7月にわが会派は、同市に視察にうかがいまして、そこで直に担当の方から「ガバメント2.0」に関して伺う機会を設けました。そこでは、政治の物語を聞く思いでした。

 その物語とは、千葉市が「ガバメント2.0」をつうじて、次のことを実現させようと考えていることです。それは、「行政と市民との役割を変える」、「行政の仕組みをバージョンアップさせる」そのために、ICT(情報通信技術)を活用して行政が保有していた情報を共有し、政策決定や公共サービスの提供に際し、市民が参画する、市民と行政とのフラットな関係を構築し、市民が納得する行政サービスを提供し、行政の効率化を達成しようというのです。

 そこで、千葉市は、地域課題解決ソリューション実証実験「ちばレポ」を始めたのです。そこでは、地域における様々な課題を、市民と行政の協働により、スピーディかつ低コストに実現する仕組みを、ICTを使って実現しようとしています。

 そこで伺います。(1)気象災害による被害を減らす減災プロジェクトに使用することとなった、千葉市の「ガバメント2.0」について、当市の見解を問う。

 次に、同じ項目で、ICTを使うという観点では同様なので、質問をいたしますが、町田市と同じ多摩の調布市では、市に寄せられる苦情や要望をたらいまわしにしないシステムを、調布市と電気通信大学とソフト開発会社の3者で開発したというのです。そこで、伺います。(2)当市への苦情や要望をたらい回しにしないシステムについて、当市においては、どのように苦情や要望に対応しているのでしょうか。

 次に、項目番号2です。北本市は、端倪すべからざる自治体でありまして、さまざまな施策を展開しているところであります。ここにも「物語」があるように見受けられました。それを一言でいえば、「参加」でしょうか。そんな視点から、「北本市のように施策を市民自らが選択できるようにしては」の(1)埼玉県北本市では、昨年から全国で初めて、優先させるべき施策を市民が選択できるようにしたが、当市のそれへの見解を問う。
(2)同市では、11施策の単価の平均額を調査しているようだが、それへの当市の見解を問う。

 項目番号3の「当市立図書館に電子書籍を」ですが、電子図書に関しては、すでに浅見議員も一般質問を行っているところですが、その後新たな展開があったことから、今回質問をさせていただくものです。(1)全国の公共図書館に電子書籍を提供する事業が始まるようだが、それへの対応を問う。

 項目番号4では、「中心市街地の広場化について」を伺います。

 昨日の長村議員の一般質問への答弁で明らかになったように、石阪市長は、市政改革も道半ばとの思いから次期も市政を担う心積もりがあるようでございますので、先日送付されました、「2014年度市政運営の基本的な考え方について」において、石阪市長は、「町田市も近隣都市と切磋琢磨しながら、将来にわたって選ばれるまちであり続けなければなりません」と高らかに宣言されているところから、一般質問をさせていただきます。

 たしかに、いま町田市は近隣都市との激烈な都市間競争の真っ只中にあります。それを当市は、当然のことながら勝ち抜かなければならないものと考え、次の質問をさせていただきます。(1)町田市基本計画「まちだ未来づくりプラン」において、「町田駅周辺の魅力を向上させるプロジェクト」で検討課題となっている、町田駅周辺の魅力を向上させるために、中心市街地の広場化を積極的に推し進めてはどうか。

 以上、壇上からの質問とさせていただきます。