町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成23年第1回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2011.03.08(火)

2011年 第1回定例会 3月8日 一般質問  三遊亭らん丈

 議場の皆様、お疲れ様でございます。本日の一般質問は、私を含めてあと二人でございます。

 高浜虚子に「つづけさまに嚏して威儀くづれけり」という俳句がございますが、花粉症もちにとっては、辛い日々が続いております。
 花粉症に負けないように、かゆい目をこすることなく、通告にもとづきまして、一般質問をさせていただきます。

 また、今回は、議長のお許しをいただきまして、議論を速やかに進めるため、資料を一点御配布させていただきましたので、後刻、御参照いただければ幸いでございます。

 今日は、次の5項目にわたって一般質問をさせていただきます。
1、町田市民病院について
2、国際版画美術館前の旧町田荘跡地利用について
3、小・中学校への人的支援等について
4、経済波及効果について
5、傾聴ボランティアについて

 それでは、1、町田市民病院について、でございます。
 私事で、大変に恐れ入りますが、質問と関係がございますので、申し述べますが、私、去る12月9日から14日まで急性虫垂炎で、当の町田市民病院に入院をいたしました。御蔭様で、大変に快適に過ごすことができまして、それはそれでよかったのですが、ただ一点、ラジオを聴くことができなかった。これが、心残りでございました。

 我が家にはテレビが1台しかなく、チャンネル権のない私は、いつも一人寂しくイヤホーンでラジオを聴いて過ごしているのでございます。

 それが習い性になった私は、市民病院に入院しましても、テレビを見ることなく、ラジオを聴こうとしたのですが、これが、聞こえないのであります。この点は、是非、改善していただきたく、今回一般質問をさせていただくのでございます。

 申し添えますと、ラジオを窓際のベッドでならば、当時でも聞こえたと思いますが、私が使用したベッドは生憎と廊下側だったものですから、廊下側のベッドでもラジオを受信できるように、是非お願いしたいのですが、現状ではどのようになっているでしょうか。

 項目番号2は、国際版画美術館前の旧町田荘跡地利用について、でございます。
 この土地は、かなり以前に、町田市が取得したものとうかがっておりまして、この土地に関しましては地元の方々が、土地を取得した当初から市に対して要望を伝えているものと認識しておりますが、この旧町田荘跡地に関しまして、現在の利用状況は、どのようになっており、また、今後の活用の予定はどのようになっているのか、お知らせください。

 項目番号3は、小・中学校への人的支援等について、でございます。
 来たる4月には、町田市立小中学校に多くのお子様をお迎えすることになります。とりわけ、わが子の御入学、御進学は、親御さんにとっては大きなお慶びでありましょう。と同時に、わが子が学校生活をしっかりと送っていけるのか、といった不安をお持ちの親御さんもいらっしゃることと思われます。

 特に、障碍がある、あるいは、障碍があると思われるお子様の御入学、御進学に際しましては、就学相談、進学相談を行い、町田市は、お子様の障碍の状況に応じた教育支援のあり方を保護者に伝えるものとうかがっております。その際、教育委員会から総合所見をお伝えしたときに、保護者の方と考えが異なることもあると聞いているところでございます。そのような場合は、自ずと、保護者の方の不安は高まるものと思われます。

 私は、就学相談や進学相談をより一層充実させ、保護者が安心して学校にお子様を通学させることができるようにすべきだと考えるものですが、それを前提に、2009年11月に東京都教育委員会が発表した、小一問題や中一ギャップが都内に相当数の学校で発生し、すべての学校でいつ問題が起きてもおかしくはないという調査結果を踏まえて、次の3点についてお尋ねいたします。
(1)市内小・中学校における小1プロブレムや中1ギャップの実態をどのように認識しているのか。
(2)就学相談、進学相談について
(3)人的支援を更に充実させるべきだと考えるが、どうか。

 項目番号4、経済波及効果について、でございますが、この件については、ご配布させていただいた、新聞記事にある、レオンチェフの「産業連関分析」または、「産業連関表」とよばれるものについて、質問します。

 産業連関表とは、「岩波現代経済学事典」によれば、アメリカのノーベル経済学者レオンチェフが提案した国民経済の分析法。となっとおりまして、続けて「年間の各産業の投入と算出を、中間財取引も含めて表にまとめる。GNP、GDP統計が中間財を除いた付加価値のみを対象とするのに対して、産業連関表は原材料として使われるすべての財貨・サービスを対象とするから、産業間の結びつきを把握するためには不可欠である。と記してあるのですね。

 そもそも、2010年代の大学の経済学部では、この産業連関表を「産業構造論」の授業では必須のものとして使っております。また、我が国の産業連関表は精度が高いと言われているのですね。たとえば、早稲田大学の鷲津明由教授は、次のように記しています。「現在では国連加盟国を中心に世界の多くの国が産業連関表を作成しているが、その中でもわが国の表は特に精度が高いと言われている」としています。その産業連関表をもとにした、経済波及効果について、(1)町田市における現状について、(2)「産業連関表」についての町田市のご見解を伺います。

 最後に、傾聴ボランティアについて、です。このことについては、超高齢社会となった日本においては、その重要性をあらためていうまでもないことと思います。そこで、伺います。
(1)町田市の現状について
(2)今後の対応について

 以上、壇上からの質問とさせて頂きます。