『季刊芙蓉』第37号・1998年秋
眠る妻の瞼にベーゼ春の朝
母の日に見るそのしわはぼくのせい
汝と我鼻赤くして夏の酒
背中に目欲し球場のビール売り
噴水やアキレス腱を伸ばす人
噴水をいつまでも見る老女かな
手のしみを隠す仕種や竹落葉(★)
眠る妻の瞼にベーゼ春の朝
母の日に見るそのしわはぼくのせい
汝と我鼻赤くして夏の酒
背中に目欲し球場のビール売り
噴水やアキレス腱を伸ばす人
噴水をいつまでも見る老女かな
手のしみを隠す仕種や竹落葉(★)
他所びとにうるさいだけや秋祭
片付けを大儀そうにし秋祭
朝刊来てチラシずつしり師走かな
お賽銭投げて届かず初詣
腕のない手があり見れば手袋
冬の朝結露がありてガラス泣く
冬の朝布団の温み悪魔かな(★)
花にただ一瞥をくれあとは酒
心中物反りし首締む雪の中
町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打


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