町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成18年第1回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2006.04.01(土)

「2006年 第1回定例会」一般質問

 通告に基づきまして、一般質問をさせていただきます。
 私の質問は、大別して3つございますが、先ず、私は森野に、生まれ、育ったものとして、長年月にわたって強いられてきた、小田急線町田駅のいわゆる第一・第二踏切の“開かずの踏切”問題について、質問をさせていただきます。

 この問題については、先輩議員の方々も、実に多くの質問を過去において行っているので、屋上屋を架すとの思いもございますが、ただ、実態において眼に見えるかたちで、“開かずの踏切”問題が解消したとは、到底言い難い現状があるために、こうして質問をさせていただくのであります。

 第1の質問といたしまして、通称小田急線町田駅第一・第二踏切において、遮断機が長時間に渡って閉まっているために、横断者にとっては待ち時間が長時間にわたり、甚大なる不便を蒙っております。この不便解消、あるいは、緩和に資するために、町田市が過去においてどんな施策を講じたのかを、お答えいただきたい。

 第2の質問といたしまして、近い将来において、渋滞解消に向けて町田市が採ろうとしている施策について、お答えください。
 その際、たとえば、遮断機が下りている時間の明示を、町田市が小田急電鉄に、申し入れることを考えてもよいのではないかと、考えております。

 なぜ、私がこのような提案をさせていただくのかといえば、それは、以下の2点の理由があるからです。
 先ず1点。既に、路線バスにおいては、次のバスが何分後に来るか、停留所において明示する機能が実現化しており、それが、利用者に多くの利便を与えていることを考え、遮断機にも、遮断機が下りている時間の明示があれば、第一踏切で開くのを待っている歩行者の場合は、既に設置されている地下歩道を使うか、それともそのまま踏切で待ち続けるのか、その判断材料を供すことになり、無駄な待ち時間を解消することができるという利便性を歩行者に与えることになると、考えるからです。

 もう一点は、昨年、東武線竹ノ塚駅において、踏切事故が起こったことは記憶に新しいところですが、このような装置が出来れば、遮断機が下りている時間が明示されることによって、歩行者は、遮断されている時間が分かるので、よもや、遮断されている踏切を潜ろうとは思わず、事故が起こりにくくなることから、小田急電鉄にとっても資するところが極めて大きいと考えるからです。

 また、鉄道業界において、小田急電鉄がこのような装置を設置すれば、そのパイオニアとしてマスコミもそれを喧伝することが容易に予想でき、そうすれば、小田急電鉄にとっても、会社のイメージアップに資するところが大いにあり、フィランソロピー(企業の社会貢献活動)の面からも貢献するところが極めて大きいと考えるからです。

 またそれは、近年企業活動をするうえで不可欠ともいえるCSR(Corporate Social Responsibility;企業の社会的責任)を全うするうえで、必須のこととも、併せて考える次第です。
つまり、この装置を設置することは、踏切を横断するものにとってはもちろんのこと、小田急電鉄においても、資するところが大いにあり、研究開発に多額の費用が掛かろうとも、それを補って余りある便益が小田急電鉄にあると、私は信じているのです。

 ですから、この装置の設置を町田市が小田急電鉄に申し入れることは、利用者・小田急電鉄双方にとって、実に大きな便益があるものと、私は確信しているところです。

 さて、大別して2番目の質問に移らせていただきます。
町田市は現在、中央図書館、さるびあ図書館、鶴川図書館、金森図書館、木曽山崎図書館、境図書館、加えてそよかぜ号といった具合に6館プラス移動図書館という市立図書館施設を有しております。

 さて、そのうち、私がこの質問において主に採り上げるのは、上記のうちの6館に限らせていただきますが、図書館を日ごろから利用しているものとして、以下の質問をさせていただきます。

1)町田市立図書館6館を町田市は、それぞれをどのように位置づけているのか。それに関連して、収蔵図書を検索したところ、6館にそれぞれ同じ本が収蔵されている書籍を少なからず見かけるが、年々収縮している図書購入費を鑑みると、これは、貴重な図書購入費の有効活用という観点から、無駄が全くないとはいえないのではないかと考えるが、町田市のお考えをお答えいただきたい。

2)町田市内に10を超える大学があり、その大学図書館を利用できるところもある(たとえば、法政大学、桜美林大学、和光大学等)が、すべての大学図書館において、町田市民が無料で利用できるようにすべきではないか。また、相模原市立図書館と町田市立図書館は、相互に両市市民が利用できるようになっているが、その図書館業務の連携を同じ隣市である、横浜市や川崎市、あるいは、八王子市や多摩市とも図るべきではないのか。

 大別して3つの質問の最後は、「広報まちだ」の印刷についてです。
1、「広報まちだ」は、現在何色刷りにしているのでしょうか。

2、町田市と同じ、地方自治体である東京都が発行する「広報東京都」は単色刷りと認識しているが、それに比べて「広報まちだ」は多色刷りのままである。
これは、貴重な予算の有効運用という観点から、まったく問題がないとはいえないのではないのか。

3、高齢社会を迎え、その方々にも、「広報まちだ」を見やすく供すために、文字のポイント数をもっと上げて、活字を大きく、見やすく、親しみやすいものにする必要があるのではないのか。

 以上、多岐にわたる質問をさせていただきましたが、答弁者の皆様には、簡潔明瞭な御答弁をお願いし、壇上からの質問とさせていただきます。