町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成27年第3回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2015.09.02(水)

2015年 第3回定例会9月2日 町田市議会本会議における一般質問において壇上よりおこなった部分 三遊亭らん丈

 本日最後の質問者です。どうか、もうしばらくのご辛抱の程をよろしくお願いいたします。

 ドイツの考古学者、ハインリッヒ・シュリーマンは、トロイアの遺跡を発掘したことで世界的な名声を博しましたが、それ以前に、じつは来日をしております。
 幕末の慶應元年にシュリーマンは、横浜に寄港したのですが、その際、絹の生産地八王子に出かけた折に、1865年といいますから今から150年前の陰暦6月18日と19日原町田で2泊いたしました。ちなみに、このとき、八王子には泊まっていません。
 このように、原町田、町田という土地は、昔から外国人を受け入れる土壌があったのですね。

 その外国人が近年たいへんな勢いで来日しているのは、いまさらいうまでもないことです。
 町田駅に近いあるホテルの方に伺ったところ、中国の方の宿泊客は、平成27年度は6月までで、対前年度比966.7%増ということです。

 その旅行客を含めて、昨年1年間に都内で消費した「観光消費額」は、過去最多の約5兆5509億円と推計されており、これは対前年比約3千億円の増額です。これが、外国人に限ると、35.1%増となっています。
 このように、近年劇的に外国特にアジアからの観光客が増えていることを踏まえて質問をさせていただきます。
今回議長のお許しをいただきまして、資料をご配布させていただきましたので、それも後刻お目通しいただければ、幸いでございます。

 今回は、次の5項目について質問をさせていただきます。
1、外国人観光客も来たくなる町田に
2、芹ヶ谷公園の活性化
3、消防団の団員確保策
4、生活困窮者自立支援法が施行されて
5、図書館のあり方について

 まず、項目番号1について、であります。
 外国人をいかに町田にお招きするか、については、すでに平成25年の一般質問でも採り上げているところですが、その後、観光客数が激増しております。その観光客は、日本のどこに行くのか。最も多いのは、名所旧蹟とはいえない、渋谷のハチ公前のスクランブル交差点だそうです。

 では、なぜ、外国人は、渋谷のスクランブル交差点に行くのでしょうか。それは、「ファンタスティックだから」だそうです。つまり、「誰がタクトをふるいわけでもないのに、誰ともぶつからずに反対側に渡り終える」のが、「ファンタスティック」なんだそうです。
 町田にも現在じつに多くの方がお越しになります。町田も、「ファンタスティック」なのです。
 そこで質問をさせていただきます。
(1) 過去最多を更新している外国人旅行客に対して、町田市はどのように対応しているのか。

 続いて、項目番号2「芹ヶ谷公園の活性化」であります。
 さる6月23日から7月6日まで、「町田市芹ヶ谷公園再整備基本計画」(素案)への意見が募集されました。
 それに対して、どのような意見が応募されたのか、それを伺うものです。
 また、せりがや冒険遊び場が開設されて早いもので、1年が経とうとしております。
 それを踏まえて、伺います。
(1)芹ヶ谷公園再整備基本計画(素案)への意見には、どのようなものがあったのか。

 項目番号3の「消防団の団員確保策」ですが、これは、「消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律」が、平成25年に施行されて2年を経たので、質問いたします。

 同法の1条に、「少子高齢化の進展、被用者の増加、地方公共団体の区域を越えて通勤等を行う住民の増加等の社会経済情勢の変化により地域における防災活動の担い手を十分に確保することが困難となっていることに鑑み、地域防災力の充実強化に関し、基本理念を定め、並びに国及び地方公共団体の責務等を明らかにする」と記されております。
 そこで伺います。
(1)団員数が、長期的にみて逓減傾向にあるといわれる消防団の団員確保について町田市では、どのように、その責務を果たしているでしょうか。

 つづきまして、項目番号4「生活困窮者自立支援法が施行されて」です。

 この法律は、今年の4月1日に施行されましたが、その骨子は、生活保護に至る前の段階の自立支援策の強化を図るため、生活困窮者に対し、自立相談支援事業の実施、住居確保給付金の支給その他の支援を行うための所要の措置を講ずるというもので、「自立相談支援事業の実施及び住居確保給付金の支給」という必須事業と「就労準備支援事業、一時生活支援事業及び家計相談支援事業等の実施」という任意事業とに分かれています。

 そこで、伺います。
(1)本年4月に施行された生活困窮者自立支援制度は、町田市ではどのような経過をたどっているのか。

 最後は、項目番号5「図書館のあり方について」です。
 この質問は、わが会派がさる7月に、佐賀県の武雄市図書館において行政視察をおこなったことによって実現したものです。
 なにしろ、この図書館は素晴らしく、どのくらい素晴らしいのかと申しますと、岩手県の釜石からヒッチハイクで来た来館者がいるほど、魅力あふれる図書館なのです。

 そこで伺います。
(1)図書館にさほど興味を抱いていない市民でも来館しやすい図書館を目指しては。

 以上、壇上からの質問をさせていただきました。速やかに終われるようなご答弁をどうぞよろしくお願いいたします。