町田市議会議員 会派「自由民主党」/(一社)落語協会 真打 三遊亭らん丈【公式ウェブサイト】

三遊亭 らん丈

平成21年第1回町田市議会 定例会「一般質問」一般質問

2009.03.09(月)

「2009年 第1回定例会」一般質問  三遊亭らん丈

 今年のNHKテレビの大河ドラマは、『天地人』(てんちじん)でございます。
 この議場の中にも、あるいは、当議会をインターネット中継でご覧の方々の中にも、『天地人』のファンの方が少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。主人公は、直江兼続(なおえかねつぐ)という戦国武将ですが、その兜には燦然と「愛」という文字が刻印されています。戦国時代の武将が武具である兜に「愛」とは、じつに面妖な気もいたしますが、これは、兼続がそれほどまでに「愛」を大事にしていたという証左なのでありましょう。

 不肖私も「愛」を大切にして議会人を務めている所存でございますので、理事者におかれましても「愛」の籠ったご答弁をまず、お願い申しあげまして、本年最初の一般質問を通告に基づきまして始めさせていただきます。

 今回は、以下の4項目にわたって一般質問をさせていただきます。
1、内閣府は2007年11月から現在に至る景気後退が始まったと認定しているが、それに伴う町田市の姿勢を問う
2、次世代電気自動車への町田市の対応
3、「文字・活字文化振興法」に対する町田市の対応
4、ハート・プラスマークについて

 さる2月16日、与謝野経済財政大臣は、記者会見におきまして日本経済の現状について「戦後最悪。戦後最大の経済危機だ」と言明いたしました。
 たしかに、内閣府が発表した2008年10〜12月期の国内総生産(GDP)速報によると、物価変動の影響を除いた実質GDPは、前期比3.3%減と主要国で最も大きな落ち込みとなり、年率に換算すると12.7%という戦後2度目となる大幅な落ち込みであります。これは、第1次石油危機の影響を受けた1974年1~3月期以来という、じつに深刻な事態になったわけであります。

 その影響を受け、厚生労働省は、昨年10月から今年3月に職を失う非正規雇用の社員が15万7,806人にのぼる見込みだと2月27日に発表しました。
 加えて同時期に失職する正社員は、9,973人にのぼり、こちらは、今年の1月から一挙に3千人以上増えました。
 いずれの数字も、今日の日本の危機的状況を現わしています。

 その結果、生活保護申請が増えており、昨年12月の保護申請者が前年同月比で32%も増えています。それと相まって、全国で生活保護を受けている世帯数が昨年12月に115万9630世帯となり、これは過去最多となったことが厚生労働省のまとめで判明いたしました。

 今年1月の生活保護申請は、全国では前月より約3割増えており、東京23区では43%も増えております。
 あわせて、生活保護を受けている人数も、戦後の混乱期を除くと最大規模の160万6714人となっています。

 このような状況にあるなかで、町田市は生活保護申請者に対してどのような対応をしているのか、それをお聞かせください。

2、次世代電気自動車への町田市の対応
 さる2月、アメリカ合衆国のオバマ大統領による施政方針演説において、「我々の経済成長につながるエネルギーや医療制度、教育などの分野に投資する時だ。それが私の経済政策であり、今夜皆さんにお伝えしたいことだ。」と指摘しておりました。
 このように、オバマ大統領は、エネルギーに関しては、極めて強い関心を抱いているのでございます。

 それは、当町田市においても同じでありまして、町田市が掲げる4つの都市像のひとつに「環境先進都市」が挙げられております。
 そんな折、東京都は来年度から、次世代電気自動車を購入した企業や都民などを対象に、自動車税と自動車取得税を全額免除する方針を固めました。

 また、自動車メーカー各社は、低公害車の開発を進めており、家庭用電源で充電できる「プラグイン・ハイブリッド車」などの次世代電気自動車を、今年の夏以降発売する予定です。

 そこで、伺います。町田市は、電気自動車等の購入を増やすべきだと考えるが、どんな対応をするおつもりなのかお答えください。

3、「文字・活字文化振興法」に対する町田市の対応
 2005年に施行されました「文字・活字文化振興法」は、基礎的自治体に対し、図書館の蔵書を充実するように求めていますが、それに関連いたしまして、本日、議長のお許しを得ましてご配布させていただきました、平成20年9月12日付で町田市に送られてきました「学校図書館図書費の予算化及び子どもの読書活動の推進に関するアンケートのお願い」に対する町田市の回答はどのようなものだったのか、それをお知らせください。

4、ハート・プラスマークについて
 この件につきましては、すでに15番議員も平成19年の一般質問でとりあげていらっしゃいますが、時宜に適ったものと考え、今回取り上げさせていただきました。

 このハート・プラスマークとは、目に見える障害だけでなく、身体の中の障害に苦しむ方々のために作られたマークです。
 それについて、町田市の対応は後手に回っているのではないかと考え、今回一般質問で取り上げるべく、さる2月24日に議長に通告し、同日に担当部署と打ち合わせをしたのでございますが、その後の、町田市の対応についてお聞かせください。
 以上、壇上よりの質問でございます。